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屋久島クジラ&イルカ研究所

1月28日(観察49日目)

更新日:2022年6月9日


1月28日目(観察49日目)

クジラ出現頭数 10頭(3頭/1頭/1頭/1頭/2頭/1頭/1頭)

(出現頭数合計 157頭 90群)

曇り

風 北西の風

波 1.5m

中潮

満潮 4時10分・15時7分

干潮 9時31分・22時22分


今朝は、カヤック調査。

風で、うねうねしていたが・・・海へ。

水中マイクを落としたら、なんとすぐクジラの声が!!!

やった~~~

それもすごい小さいのだけど、どんどん大きくなり・・・

最後は、大きく聞こえる状態で終わりになる。

だいたい30分ぐらい聞こえていた。


よくシングルのクジラが歌っていると言われているが・・・

音が、重なって聞こえる部分もあったりなので、

2頭以上で歌っているように感じる。

先日の歌い方にも似ていて、象のような高い音域の声や、

マイケルジャクソン風??な声も・・・

聞いているだけで癒される。

みんなにも早く聞かせたいです。

ノイズを除去したらお聞かせしますね。

楽しみに。


クジラの歌声を聞いていると、私達とカヤックと海だけ。

カヤックの視点も海に近くて海のエネルギーを感じる。

なんていってもエンジンがない。

自分達の力で海に出る、なんだか幸せを感じます。

感謝。感謝。

ウミガメやサメや魚たちもクジラ達の声を聞いている。

イルカが、いつもクジラの近くにいくのは、歌声を聞きたいからなのか?

そんな事を想像してしまう。

私が海の生物だったら・・・

「ね~クジラさん歌声を聞かせてよ~」と、ねだってしまいそう。

それほど美しい。

研究者の間では、「ワップ」と言われる、

クジラ達が自分自身のIDを表すフレーズ。

このワップも入っていた。

まさかの屋久島の海の中で、こんなにクジラ達が歌っているとは・・・

感動してしまいました。

これから毎年歌声を録音してみたら流行りとか、どこの歌声と似ているとかの

個体識別もできるようになるだろうね。

嬉しい!

そして彼らが、何を歌っているかが分かってくるようになるような気がします。

ただただ歌声をリッスンすれば・・・




海の上では、800m先に潮吹き!

そのあと岬で見たら、なんとクジラが6頭もいた!

赤ちゃんクジラもいました。

あの1週間前の子かな?

ジャンプですぐわかった!

あのクジラ達の誰かが歌っていたのかもね。


そのあとは、西へ。東へ。

ヘッドスラップする子もいたり、ジャンプする子もいたり。

最後は、録音したクジラの歌声を聞きながらクジラ探し。

クジラの歌声に聞き入ってしまいました。


魔法の歌声。


こんな風に癒される。

すごい!

今日は聞き入りながら寝たい。


今日の海はかすんでいました・・・黄砂かな??


今日もありがとうございました。


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